Zabbixをバージョンアップすることで解決したい課題はお客様によって異なり、Zabbixそのもののバージョンアップだけでなく、OSやミドルウェアの同時バージョンアップやZabbix稼働環境の見直し、監視設定の見直しなどさまざまなご要望をいただくケースがございます。
当社ではお客様の環境やご要望に合わせ、これまで培ったノウハウ・実績を組み合わせた柔軟なスタイルでバージョンアップ作業を支援しています。以下、代表的な例をご紹介いたします。
Zabbixに加え、OSとミドルウェアも一緒にバージョンアップ
お客様の環境で動作しているZabbixのコピーを当社内に展開し、バージョンアップの検証作業を実施した後に、新しいサーバー環境に最新のOSやミドルウェアを準備し、バージョンアップ検証作業済みのZabbixを展開します。OSとミドルウェアのEOL / EOSL対応とZabbixのEOL / EOSL対応を一緒に支援するスタイルです。OSとミドルウェアのインストールを、お客様にて実施いただくこともできます。
※ Zabbix 7.0 LTSへのバージョンアップは、原則このスタイルで支援いたします。
本例の支援規模(概算・税抜) |
バージョンアップ
プラン | 監視停止可能
監視データ必要 |
支援期間 | 3カ月 |
監視規模 | Zabbixサーバー:6台
監視対象数:約30台 |
作業費用 | 600万円
※Zabbix Agentのバージョンアップを含めた場合の費用です。 |
バージョンアップ後のZabbixをクラウド環境に構築
お客様の環境で動作しているZabbixのコピーを当社内に展開し、バージョンアップの検証作業を実施した後に、新しいサーバー環境をクラウド環境上に展開する支援スタイルです。当社の作業実績として、ZabbixデータベースにAmazon RDS(マネージドサービス)を採用し、かつデータベースのパーティショニングを実施することによる性能向上を同時に実施したケースもございます。
本例の支援規模(概算・税抜) |
バージョンアップ
プラン | 監視停止可能
監視データ不要 |
支援期間 | 4カ月 |
監視規模 | Zabbixサーバー:2台
監視対象数:約500台 |
作業費用 | 350万円 |
お客様環境のコピーを構築して当社で検証、バージョンアップ作業はお客様が実施
お客様の環境で動作しているZabbixのコピーを当社内に展開し、バージョンアップの検証作業を実施します。その後、バージョンアップ手順書を納品する形とさせていただき、実際のバージョンアップ作業はお客様にて実施いただきます。
バージョンアップ手順書の他に、新バージョンにおける変更点の説明会ならびに操作(メンテナンス)手順書を納品する形によって、バージョンアップ前の漠然とした不安を当社で解決する支援スタイルです。
バージョンアップ作業をお客様にて実施いただくことで、お見積費用を削減することができます。
本例の支援規模(概算・税抜) |
バージョンアップ
プラン | 監視停止可能
監視データ必要 |
支援期間 | 2カ月 |
監視規模 | Zabbixサーバー:6台
監視対象:約50台 |
作業費用 | 350万円
※現行環境調査、Zabbix Agentのバージョンアップ手順の作成を含めた場合の費用です。 |
バージョンアップ作業と同時に、複数のZabbixサーバーを1台に統廃合
システム毎に監視基盤を構築している。社内グループ統合などによって複数の監視基盤を一括して管理することになった。など、さまざまな要因によって監視基盤が複数存在する環境を整理した上でバージョンアップ作業と同時に再構築・統廃合をおこない、再構築後における運用保守性の向上を図ります。
このような環境下でのバージョンアップは統合の対象となるサーバーやネットワーク機器も多く存在するため、Zabbix APIを用いた移行支援ツールの開発をおこない、確実かつ効率的なバージョンアップ作業を実施しています。
本例の支援規模(概算・税抜) |
バージョンアップ
プラン | 監視停止可能
監視データ不要 |
支援期間 | 9カ月 |
監視規模 | Zabbixサーバー:10台から2台に統廃合
監視対象数:5,000台以上 |
作業費用 | 1,300万円
※統合に関わるシステム要件定義を含めた場合の費用です。 |