バージョンアップ作業支援

バージョンアップ時におけるお客様のお悩みを解決

日々進化を続けるZabbixにおいて、運用中のZabbix環境がサポート・サービス終了(EOSL)を迎え、バージョンアップの必要性に迫られるときには、バージョンアップ後も問題なく運用を続けることができるか。という悩みがつきまとうものです。

一般的な監視環境のバージョンアップに加え、大規模監視環境やMariaDBパーティショニング対応済みの環境において、監視設定の移行に限らず運用で蓄積した監視データの移行も含めて対応するケースが多く見受けられます。当社では豊富なバージョンアップ実績を生かし、お客様の環境やご要望に合わせた形でのバージョンアップ作業支援を実施しています。

こんな方におすすめ

  • 構築時の担当者が不在で現状がわからない
  • バージョンアップできる作業者がいない
  • バージョンアップ実施時の費用感・作業規模感が掴めない
  • 定常業務が忙しく、バージョンアップ作業に割ける時間が無い
  • バージョンアップ後の機能変更点がわからず、運用への影響度がわからない
  • バージョンアップ作業は自分達で実施したいが、正しくバージョンアップできるか不安

EOSLによる影響

Zabbixはオープンソース・ソフトウェアであるため、EOSL後も継続して利用し続けることができます。しかし、EOSLを迎えたZabbixを利用し続ける場合、以下を許容していただく必要があります。

  • EOSL以降に発生した不具合や脆弱性が修正されない
  • 保守サポートを利用している場合、EOSL後も保守サポートの継続は可能だが、サポート範囲が限定される
    • EOSL時点での機能・構成に基づくお問合わせ回答、トラブルシューティングに限定
    • 修正パッチ等の提供はなし
  • EOSL後、長期間利用されたZabbixをバージョンアップする場合、最新バージョンとの機能差異が多くなり、バージョンアップにかかる考慮点・コストが増加する

Zabbixを利用した監視運用を長期的・安定的におこなうために、計画的なバージョンアップをお勧めいたします。

バージョンアップの頻度

Zabbixの安定版(LTS)は原則1年半ごとのリリースを計画しており、都度バージョンアップを推奨しています。すべての安定版(LTS)リリースに、3年~5年間のサポートサービスを提供しています。各バージョンのサポートサービスは、以下のスケジュールで提供されています。

バージョンリリース日フルサポート終了
(3年)
リミテッドサポート終了
(5年)
Zabbix 5.0 LTS2020/05/122023/052025/05
Zabbix 4.0 LTS2018/10/012021/102023/10
Zabbix 3.0 LTS2016/02/162019/022021/02

フルサポート

  • インストール方法、使用方法、設定方法に関するお問い合わせの回答
  • 問題の原因調査・分析
  • すべてのレベルのバグフィックス

リミテッドサポート

  • インストール方法、使用方法、設定方法に関するお問い合わせの回答
  • 問題の原因調査・分析
  • 深刻度の高いバグの修正
  • セキュリティバグフィックス

バージョンアップ作業の規模感

以下の観点でバージョンアップ方式を決定しています。

  • 監視システムを停止できるか
  • 監視(履歴)データを移行するか

その後、バージョンアップに掛かる時間を検証します。バージョンアップの掛かる時間はデータベースに保存されているデータ量などに依存するため、検証をしないと具体的な時間やお見積りを提示できません。

  • Zabbix設定バックアップツール(※Zabbix Enterpriseサポート契約が必要)を使用するケース
  • データベースのバックアップを取得するケース
  • 仮想マシンのバックアップを取得するケース

上記の結果をベースにして、以下のようなバージョンアップ・プランをご提示しています。

さまざまなバージョンアップ支援事例

Zabbixをバージョンアップすることで解決したい課題はお客様によって異なり、Zabbixそのもののバージョンアップだけでなく、OSやミドルウェアの同時バージョンアップやZabbix稼働環境の見直し、監視設定の見直しなどさまざまなご要望をいただくケースがございます。

当社ではお客様の環境やご要望に合わせ、これまで培ったノウハウ・実績を組み合わせた柔軟なスタイルでバージョンアップ作業を支援しています。以下、代表的な例をご紹介いたします。

Zabbixに加え、OSとミドルウェアも一緒にバージョンアップ

お客様の環境で動作しているZabbixのコピーを当社内に展開し、バージョンアップの検証作業を実施した後に、新しいサーバー環境に最新のOSやミドルウェアを準備し、バージョンアップ検証作業済みのZabbixを展開します。OSとミドルウェアのEOSL対応とZabbixのEOSL対応を一緒に支援するスタイルです。OSとミドルウェアのインストールを、お客様にて実施いただくこともできます。
※ Zabbix 5.0 LTSへのバージョンアップは、原則このスタイルで支援いたします。

本例の支援規模(概算・税抜)
バージョンアップ
プラン
監視停止可能
監視データ必要
支援期間3カ月
監視規模Zabbixサーバー:6台
監視対象数:約30台
作業費用600万円
※Zabbix Agentのバージョンアップを含めた場合の費用です。

バージョンアップ後のZabbixをクラウド環境に構築

お客様の環境で動作しているZabbixのコピーを当社内に展開し、バージョンアップの検証作業を実施した後に、新しいサーバー環境をクラウド環境上に展開する支援スタイルです。当社の作業実績として、ZabbixデータベースにAmazon RDS(マネージドサービス)を採用し、かつデータベースのパーティショニングを実施することによる性能向上を同時に実施したケースもございます。

本例の支援規模(概算・税抜)
バージョンアップ
プラン
監視停止可能
監視データ不要
支援期間4カ月
監視規模Zabbixサーバー:2台
監視対象数:約500台
作業費用350万円

お客様環境のコピーを構築して当社で検証、バージョンアップ作業はお客様が実施

お客様の環境で動作しているZabbixのコピーを当社内に展開し、バージョンアップの検証作業を実施します。その後、バージョンアップ手順書を納品する形とさせていただき、実際のバージョンアップ作業はお客様にて実施いただきます。

バージョンアップ手順書の他に、新バージョンにおける変更点の説明会ならびに操作(メンテナンス)手順書を納品する形によって、バージョンアップ前の漠然とした不安を当社で解決する支援スタイルです。

バージョンアップ作業をお客様にて実施いただくことで、お見積費用を削減することができます。

本例の支援規模(概算・税抜)
バージョンアップ
プラン
監視停止可能
監視データ必要
支援期間2カ月
監視規模Zabbixサーバー:6台
監視対象:約50台
作業費用350万円
※現行環境調査、Zabbix Agentのバージョンアップ手順の作成を含めた場合の費用です。

 

バージョンアップ作業と同時に、複数のZabbixサーバーを1台に統廃合

システム毎に監視基盤を構築している。社内グループ統合などによって複数の監視基盤を一括して管理することになった。など、さまざまな要因によって監視基盤が複数存在する環境を整理した上でバージョンアップ作業と同時に再構築・統廃合をおこない、再構築後における運用保守性の向上を図ります。

このような環境下でのバージョンアップは統合の対象となるサーバーやネットワーク機器も多く存在するため、Zabbix APIを用いた移行支援ツールの開発をおこない、確実かつ効率的なバージョンアップ作業を実施しています。

本例の支援規模(概算・税抜)
バージョンアップ
プラン
監視停止可能
監視データ不要
支援期間9カ月
監視規模Zabbixサーバー:10台から2台に統廃合
監視対象数:5,000台以上
作業費用1,300万円
※統合に関わるシステム要件定義を含めた場合の費用です。

支援オプション

お客様のご要望に合わせる形で、以下のようなオプション(別途お見積りいたします)を組み合わせて支援しています。

  • お客様ドキュメントの修正対応(ドキュメント本数、ページ数などを明確にした後)
  • Zabbix最新バージョンの新機能紹介(簡易的な説明)
  • 操作(メンテナンス)手順書の準備
  • 監視運用に影響する変更に対する操作の説明会

など、対応しています。ぜひご相談ください。

オーダーメイド構築

  1. オーダーメイド構築サービス

    Zabbixを始めとしたオープンソースの統合監視ソフトウェアの登場により、従来はROIの観点から監視対象とされていなかったシステム…

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