快適Z 高可用性オプション

まるごとおまかせ Zabbix「快適Z」高可用性オプションは、Zabbix サーバーの Active-Active 冗長化を実現し、ITシステムの安定稼働をより高いレベルで提供します。

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複雑化するITシステムを
「安定稼働」させるためには?

 

ビジネスの多様化と変化が急速に進む中、それを支えるIT技術も日進月歩で進化しており、ITシステムがビジネスの根幹を支える大きな要素として重要性を高めています。それに伴いITシステムの安定稼働に対する要求も日々高まり、安定稼働を実現するための監視システムの役割も大きくなっており、「安定した稼働監視の実現(=監視システムの可用性担保)」はもはや必須と言っても過言ではありません。

 
 

Zabbixサーバー冗長化の種類

Zabbixサーバーの冗長化は大きく以下3つの選択肢があり、それぞれの特徴は以下のようなものがあります。

  • ① Active-Active 構成
  • ② Active-Standby 構成 / 自動フェールオーバー
  • ③ Active-Standby 構成 / 手動フェールオーバー
  • 監視システム片系統における障害発生時の監視ダウンタイムなし
  • クラスタソフトウェアの導入が不要
  • 監視設定が自動で同期する
  • 保守契約が別途必要
  • 高い可用性を実現できる(当社の見解であり、利用するクラスタソフトウェアや構成によって差が生じる場合あり)

メリット

  • 監視1号機にて障害が発生した場合において、監視そのものが停止しない
  • クラスタソフトウェアを必要とせず、障害発生ポイント、運用コンポーネントが少ない

デメリット

  • 冗長化構成の実装に Zabbix 保守契約が必須のため、Zabbix 単体に掛かる費用が増える
  • 監視システム片系統における障害発生時に数分の監視ダウンタイムあり
  • 別途クラスタソフトウェアの導入が必要
  • 監視設定の同期が不要
  • 保守契約が不要
  • 運用対象コンポーネントが増えることで障害ポイントが多くなるため、Active-Active 構成と比べて可用性が低くなる(当社の見解であり、利用するクラスタソフトウェアや構成によって差が生じる場合あり)

メリット

  • 保守契約が不要で、Active-Active 構成に比べて Zabbix 単体に掛かる費用が低い
  • 単一のデータベースで構成するため、監視データの同期が不要

デメリット

  • 監視1号機にて障害が発生した場合において、2号機への切替完了まで監視が停止する
  • クラスタソフトウェアを必要とし、Active-Active 構成と比べて障害発生ポイント、運用対象コンポーネントが多い
  • データベースにて論理的障害が発生した場合、監視サービスが長期間にわたり停止してしまう
  • 監視システム片系統における障害発生時に10数分~数時間の監視ダウンタイムあり
  • 別途クラスタソフトウェアの導入が不要
  • 監視設定の同期は手動での対応が必要
  • 保守契約が不要
  • 手動での系統切り替えが前提となるため、監視停止期間が長くなり、可用性は低い(当社の見解)

メリット

  • システム構成がシンプルで障害発生ポイント、運用対象コンポーネントが最も少ない

デメリット

  • 監視1号機にて障害が発生した場合において、手動での監視系統切り替え作業が必要となり、他の構成と比べて監視停止時間が長い
  • 監視設定の変更時において、1、2号機双方への変更作業が必要となり、保守・運用業務の負荷が高い
 
 

以上のように Zabbix サーバーの冗長化にはさまざまな選択肢がありますが、監視サービスの許容ダウンタイムや利用できる基盤リソース、運用するレベルに応じて最適な構成を選択することが重要です。

アークシステムが提供する Zabbix 構築サービス「まるごとおまかせ Zabbix 快適Z 高可用性オプション」は最も可用性が高く、運用負荷が少ない Active-Active 冗長化構成での Zabbix 監視環境構築をメニュー化し、監視サービスの可用性向上とITシステムの安定稼働をより高いレベルで実現させるためのサービスです。

ミッションクリティカルなシステムを監視しているユーザー様、監視システム障害時の対応にお悩みのユーザー様に最適なサービスとなっています。

 
 

まるごとおまかせZabbix「快適Z」
高可用性オプションの価格

600,000円

(税抜)

別途、Zabbix 保守サポートサービスの購入が必要です。

 
 

アークシステムの
まるごとおまかせZabbix
快適Z 高可用性オプション

Active-Active 冗長化構成における、”障害発生時の系切替え”と”多重発報抑制”の自動化を実現

  • 冗長化された Zabbix サーバーはそれぞれ独立して監視対象機器の監視(多重監視)をします。
  • Zabbix サーバー自体の障害を検知するために、Zabbix サーバー1号機、2号機が相互に自己監視をします。
  • 通常時は Zabbix サーバー1号機からのみ障害通知を発報するよう通知設定を制御し、1号機にて障害が発生した場合には直ちに2号機の通知設定を有効にすることで、通知機能に関する系統の切り替えを実現します。これにより、障害発生時の多重発報を抑制します。
 
 

サービスの特徴

Zabbix で Active-Active 冗長化構成を実現する場合、いくつか考慮しなければならないポイントがあります。それらのポイントを網羅し、自動化を実現したサービスが「まるごとおまかせZabbix 快適Z 高可用性オプション」です。

多重発報の抑制

Active-Active 構成は、その名の通り Zabbix サーバー2台それぞれが Active で、監視対象に対して多重監視をしています。そのため何も考慮しないまま構築してしまうと監視対象機器に障害が発生した場合、1号機、2号機双方の Zabbix サーバーから同じ障害通知が発報されてしまいます。

それらを抑制するために、1号機が監視をしている間は2号機の通知設定であるアクションのステータスを無効とし、1号機に障害が発生した際には2号機の通知設定であるアクションのステータスを有効にする必要があります。

本サービスでは、当社が独自に実装したスクリプトを用いて、それらの動作をすべて自動化しています。

系統切り替えの自動化

Zabbix サーバーの Active-Active 構成は通知機能を切り替えることにより系統の切り替えをしますが、系統切り替えのトリガーとなる1号機の障害を検知する必要があります。

本サービスでは1号機の障害の検知は Zabbix の標準監視機能を用いて、2号機から1号機の ICMPPing、Zabbix サーバーのプロセス、データベースプロセスの死活監視を実施し、いずれかの監視で障害を検知した場合、アクションから通知機能の切り替えスクリプトを実行することで、1号機の障害検知から系統切り替えの自動化を実現しています。

監視設定の同期

監視設定の追加または変更をする場合、通常は1号機、2号機双方の監視設定を同期させるためにそれぞれに同一の変更作業を実施する必要があります。しかしその作業は運用上大きな負荷となるだけでなく、作業ミスにより1号機、2号機間で監視設定の差異が生じてしまうこともあります。

「まるごとおまかせZabbix 快適Z 高可用性オプション」では、これを回避するために Zabbix Japan LLC より公式提供されている Zabbix バックアップツールを用いて、定期的に1号機から2号機に対する監視設定の同期をしています。

※ 監視設定の同期処理中は、2号機の Zabbix サーバーが一時的に停止します。

 
 

おわりに

Zabbix サーバーを Active-Active 構成で冗長化する場合、これらの考慮が必要となり、それらを自動化する場合、Zabbix に関する深い知識と独自の仕組みの実装が必要です。

「まるごとおまかせZabbix 高可用性オプション」はこれらの考慮ポイントを網羅的にカバーすることで、監視システムのサービス継続性を担保しながら、運用者の負荷を最大限に削減するよう設計しています。

ミッションクリティカルなシステムの監視に Zabbix を採用されている金融・通信業界のお客様、監視をサービスメニューとしてサービス提供されているデータセンター事業者様など、さまざまな業界のお客様に採用頂いております。